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宝くじで1億円当たった人の末路   鈴木信行著

宝くじ 夫は少しずつ年末ジャンボやサマージャンボを買います。
当たりませんように、と祈っています。
こんなの当たったら人生狂っちゃいますよね、きっと。
幸か不幸か300円以外当たったことがありません。
私の知る限りでは・・・

周りにも当たった人は知りません。
そこで、1億円当たった人はどうなっているか?と興味があり読んでみました。
当たった人が何人も登場して、その人を追う本だと思ったら違いました。

宝くじに当たったら、仕事を辞めず親族トラブルを避けるために税理士に相談しましょう、とのこと。
宝くじに当たってもトラブルに巻き込まれてあまり良いことはないようです。

宝くじに関してはこれくらいで、ほかの内容は
孤独な人の末路、
逃げた人の末路、
変わった人の末路など。
末路というより、今の世の中こうあれば幸せになれるという定義はないというようなことが書かれています。

人と比べず、自分の思う道を進むことが幸せ。
人と比べている限り幸せになることはできない。
そうですよね、人と同じ生き方はできない。
仮にAさんと同じ生き方をしたとしても、横を見ればBさんという魅力的な人がいるとその人をうらやんでしまう。
キリがないですよね。
足るを知り、自分を見つめるということでしょうね。

幸せは自分の中にあるのですね。
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ファーストラブ  島本理生著

アナウンサー志望の大学生環菜が面接の途中で、父親に会いに行き父親を殺してしまう。
そのことを本に書こうとする心理学者の由紀と、弁護士の迦葉(かしょう)が環菜の心の闇を解いていくストーリー。

環菜は子供の頃、義理の父からゆがんだ性的虐待を受けていた。
しかし育ててもらっている恩と、父への恐怖心から誰にもそのことを明かせず、また我慢しなければならないものだと思って内に秘めて育った。
そして・・・

人は様々な環境で生まれ、育ちます。
その環境によっては、味わうべきではないものもあります。
誰にも言えず、言う方法も分からず、言ってはいけないものと内に込めて育つ人がいます。
受け止めてくれる人がいるだけで、その人はどんなに救われ、生き方の変わることか。

世の中にそんな苦しい思いをして育った人、今育っている子供がどんなにいるのでしょうか。
特に子供を思うと胸が痛い。
子供は生まれてくる場所を選ぶことはできないし、自立して逃げ出すこともできない。
そんな子供たちに周りの大人が気づけるといいのだけれど。
そして子供たちが少しでも愛情を感じてくれるといいのだけれど。

そんな子供たちの親も愛情を感じたことがなくて、子供への伝え方がわからなかったりするのかもしれない。
そう考えると何とも切ない。
親になる人たちが孤立しない環境を作っていく方法はないのだろうか。

聖の青春  大崎善生著

以前読んだ、『泣き虫しょったんの奇跡』がよかったと伝えたら、別の友達が将棋の本ならこの本もいいよ、と紹介してくれたのがこの本です。

村山聖さんとう将棋士について書かれています。
若くで亡くなった事を、知っていたのでこの本は最初から最後までどこを読んでも切ない本でした。
常に体調不良を抱え、一瞬先の自分の状況も分からない中で名人になることだけを信じて歩んでこられた人生。
何とか着替えを済ませ家の外に出てもそこから一歩も動けなくなったり。

ただ師匠である森さんとの関係は気持ちをほっとさせてくれました。
師匠でありながら、寝込んだ村山さんのために奔走したり、髪の毛を洗ってあげたり。
それでいてべったりした関係ではなく、適度な距離を保っていて村山さんには最高の師匠でした。

将棋のルールさえ知らない私が続けて2冊将棋の本を読み、感じたこと。
それはその路で極める人の努力は並大抵ではない。
しかしそれを努力とも感じず、執念を燃やしている人たちなのだと。
世の中のほとんどの人はその人なりの努力はしているものの、そこまでの人は少ない。
でもそういう一部の限りない力を持っている人たちによって、この世は進歩していくのでしょうね。

『コミ障』の社会学  貴戸理恵著

コミュ障 とはコミュニケーション障害の短縮形。
息子の会話の中でこの言葉を知りました。

仲間に入るのが苦手だったり、受け答えが上手でない人のことを コミュ障 という言葉で片づけるらしいです。
私も話すのが上手でないので、話し方について書かれているのかなあ、と軽い気持ちで読んでみましたが、とても深刻な内容でした。
でも以前から気になっている事柄について書かれていました。

筆者は自分自身が約5年不登校になったことがあり、不登校を中心に書かれていました。
それも不登校になった後の大人になってからの問題です。

不登校になったときには、その子の人生の選択の一つとして受け入れるというスタンスが、現在では普通になってきています。
ただ、その子が大人になったときのことを考えると、不登校の経験があったりさらに引きこもってしまったりすると生きづらく不利になります。
そういう子たちは成人してから、どうすればいいのか?
知り合いにも不登校の子を持つご家族があり、気になっていました。

結局答えは一つではないのです。
その子によって不登校や引きこもりになる原因はそれぞれ。
その期間もそれぞれです。
なのでその子たちが社会に出るきっかけを作る、彼らを受け入れるフリースクールのような器をたくさん作ること。
そして彼らを受け入れる職場という器をたくさん作ることです。

社会全体がそのような器を作る必要を感じ、動き出すしか解決方法はないようです。
ただ生きづらい人たちと無関係に生活している人にとっては、難しい問題です。

不登校やひきこもり、いつだれがなってもおかしくないです。
子供たちも英語が全く分からないのに、突然アメリアの現地校に通うことになったり、日本国内で転校したり。
学校に行かないと言い出すことなくよく頑張ったと、今更ながらに思います。

何とか社会全体が不登校の子たちに目を向けるようになって欲しいものです。

一発や芸人列伝   山田ルイ53世

息子のアパートに行ったときに、借りてきました。

芸人が一発当たったその後について書かれています。

まず、芸人って大変な仕事。
人を笑わせてお金をもらう良い仕事ですが、生活は大変。
人気が出るまでは食べることもできず、人気が出る人もひと握り。

そんな中、一発当たるというのは素晴らしい、夢のようなことでしょう。
でも一方で、恐ろしい言葉。
一発で終わってしまうということですものね。

一発当たった後の生きづらさは、顔が知られている分相当なものだと思います。
でもそれをステップにコツコツ階段を上がっていく芸人さんも。
キンタロ―は得意のダンスで、テレビに出演し今では舞台女優の話も出ているとか。

自殺を考えるほどに辛い思いをし、次の何かを求めて生きていく。
人はたくましいなあ。
色んな生き方があるなあ。

家族が芸人になりたいといったら?
まず一度は反対するかなあ。

でも、芸人さんに楽しませてもらってるなあ。