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九十歳何がめでたい   佐藤愛子

大正12年(1923年)生まれの佐藤愛子さんのエッセイです。

90歳を越えている佐藤愛子さんの深さとは違うかもしれませんが、
どこを読んでも分かる!わかる!の連続でした。

デパートなどちょっとおしゃれな公衆トイレで流し方がわからない時があったり、
犬にごちゃごちゃご飯(残り物などを混ぜたご飯)をあげていたり、
スーッと近づいてくる自転車に驚いたり・・・

でも一番心に響き、これから大切にしていかなければいけないと思ったのは
最後の『おしまいのことば』
仕事の第一線を退きゆっくり過ごそうと思っていた佐藤さん、
実際仕事をしなくなると出かける事、人と会うことなど、
外とのつながりが無くなり、鬱になりかけてしまったそうです。
そんな時、このエッセイのお話が舞い込み思い切って始めたところ、
脳が活性化し元気になったそうです。
人はすることが無くなったら、寂しくなってしまいます。
自分を必要としてもらえることが、どんなに大切が実感する日々であり、
そんな日々を大切にしないといけないと思います。

ことば
・もう『進歩』はこのへんでいい。
 さらに文明を進歩させる必要はない。
 進歩が必要だとしたら、それは人間の精神力だと思う。

・若者は未来に向かって前進する。老人の前進は死に向かう。

・人間はのんびりしようなんて考えてはだめなことが九十歳を過ぎてよくわかりました。

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