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特別授業 死について話そう

14歳の人たちに死について各方面の方が語っている本です。

先日読んだエンジェルフライトの著者、佐々涼子さんが書いてらっしゃるということ、
死について各方面の方がどのように語られるのか興味があって読んでみました。

宗教から見た死、生物それもウンコから見た死、アイドルから見た死、日本史から見た死などなど・・・
色々な方向から死を語られることが興味深かったです。

菌類や植物の写真家伊沢正名さんの書かれているのが面白かったです。
生きることは死をいただくこと。
ウンコと死は他のものが生きるために、生を返せるもの。
ウンコはかすのようなものだが微生物や植物の栄養になって死を支える、
死も土葬をしていた時は腐って、死を支えるもとになっていた。
何より生きるためには食べないといけない。
生きている動植物の生を断ち切って、それを食するということ。
他者の死により生は成り立っているのです。

宗教学者の島田裕巳さんはこのように書いてらっしゃいます。
死んだあとどうなるのか、わからない。
だから人は死を恐れるのです。
死後の世界を作り出し死後にも生きられると考えることで、
人を安心させてきました。
また天国と地獄を作ることにより、現世で善い行いを人々がすることで
世の平静を保とうと考えようとしたと思われます。
それが宗教における死だそうです。

脳死と本当の死。
出生前診断による生かされる死と、断たれる死。
アイドルの自死と、追うファンの自死。
貧しい人たちが生をつなげるために、高齢者や弱い人にもたらす死。
仏壇の向こうにいる生きている人より多数のご先祖の死。
などなど、日常の生活の中に死はあるのです。

死について冷静に読んでいる私はある意味、幸せなのでしょうね。
重病にかかっていて明日の命も知れない状態なら、
死について書いた本を手に取らないかもしれません。
読み進めながら、ふとそんな風に思いました。
ありがたいなあ、と。

冒険者のことば
やり直しのきかない死というリスクを覚悟して行うのが冒険

支援者のことば
ホームレスの自死者は多い。
一人じゃないと感じればもう一日生きようと思うかもしれない。

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