FC2ブログ

もうひとつのワンダー   R.J.パラシオ

子供向けの本ですが、とてもいい本です。

本当は『ワンダー』を借りるつもりが間違って続編の『もうひとつのワンダー』を借りてしまいました。

『ワンダー』ではオーガストという普通のでも顔だけが普通でない男の子を巡る、友達との関係を描いているそうです。

『もうひとつのワンダー』では『ワンダー』と同じ時系列でオーガストをいじめた子、幼なじみ、同級生について書かれています。
その子たちにもその子たちなりの思いや生活があったのです、当然のことながら。

いじめっ子のジュリアンはオーガストの外見だけで、恐怖を覚え彼を嫌い意地悪をしてしまいます。
でも、おばあさんの若いころの障害を持った男性との恋の話を聞くうち、だんだん心がほぐれていきます。

幼なじみのクリストファーはいつも一緒に育ちました。
成長するに従い、オーガストといることが周りにどんな風に見られるのか気になり始めます。
でも、彼の友情を感じ大切さに気付きます。

同級生のシャーロットはオーガストのお世話係になり、親切にはしつつ彼の外見が気になります。
一方でその年齢特有の女子同士のグループのいざこざに巻き込まれます。
でもそんな中、自分に正直になることで友達との友情を確かめ合っていきます。

子供たちは色んな顔を持って生活しています。
大人も同じ。
家庭での顔、職場での顔、ご近所での顔、友達との顔・・・
どれも嘘ではないその人の顔。
それを総合してその人は成り立っているのかな。

子供も顔を上手に使い分けるすべを知っています。
ただ、愛情不足だったり、曲がった愛情だと困った顔を持ちだすのでしょう。
全ての子供が愛情あふれる、帰れる居場所を持ってほしいと願うばかりです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する