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おらおらでひとりいぐも  若竹千佐子

2017年度 芥川賞W受賞のうちの1作。

夫に先立たれ、息子・娘も結婚して家を出、一人暮らしの中での小さな出来事と内なる声との対話の中、桃子さんの思いをつづった小説です。

桃子さんは夫・子供のために生きることは自分のためと語っています。
私もそう思います。
1つの生命を授かったら、その生命の成長に責任を持つのは当然だし、生きがいとするのは不思議ではないと思います。
しかし生きがいとした子供たちも成長すれば、自立してどこかに行ってしまうのは想像の付くことです。
自分もそうして親元を離れたのだから。
大事なのはその後をどう生きるか?
夫と二人の間は楽しく過ごせますが、もし一人になったら・・・

子供たちが成長してから今の場所に引っ越し、仕事をしているので近所に知り合いはいません。
だからこそ、今から何かをはじめ世界を広げるきっかけを作っておかなければいけないなあ。
一日誰とも話さず、桃子さんのように内なる声と話しながら生きるのは耐えられません。

この後の生き方を考える一冊でした。

この作品の中のことば
   ・人は矛盾する気持ちを抱えながら生きていく
   ・老いによって人はどんどん自由になっていく
   ・人はどんな人生であれこどくである

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