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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬   若林正恭著

お笑いコンビ オードリーの一人、若林さんが著者。
息子がファンで読んでいたので、借りて読んでみました。

この本はキューバへの旅行記で、旅行記に与えられる斉藤茂太賞を受賞しています。

アメリカとの国交を回復したキューバが自由主義・資本主義社会になる前の社会主義の姿を見ることが、
この旅の目的の一つでした。
ではほかの目的は・・・?

資本主義国の街にひしめく看板は、人々の競争をあおり、それらを得ないと幸せになれないよと、語りかけているようだと若林さんは感じます。
自由主義国の自由とその中での不平等さ。(貧富の差など)
一方社会主義国ではどんなに努力をしても、同じものしか与えられず、着たい服も着られないという不自由さの中の平等。
どちらにもいいところ、悪いところがあります。
そのうえで、帰国して日本の衛生的な平和な良い部分を再認識します。
日本に疲れたら別の場所に行って骨休めをし、そして自分の居場所に戻る。
それが旅なのでしょうね。

若林さんにとって、お父さんは子供のころからのヒーローであり、世界で一番の味方であり親友でした。
そのお父さんが2016年に亡くなりました。
思いっきり悲しむための旅行だったのです。
そしてお父さんの行ってみたい国がキューバだったのです。

家族。
競争社会の原理の中で絶対的な味方。
僕が生まれて、親父が死ぬまで親父はずっと絶対的な味方だった。
親父がいなくなったらいったい誰に褒められればいいのだろう。
いったいだれに反抗すればいいのだろう。
若林さんの言っていること、痛いほどよくわかります。
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